「憧れの終着点」へ行く彼は

夏に向日葵が咲くように、君と目が合ってわラウ。そんな平和な未来へ翔びたつ。どんな時だって、君を照らせますように。

2009年6月

ジャニーズを応援してきてふと不思議な運命を感じる時がある。
勝手に運命などと言って申し訳ないけども。

わたしが最初にジャニーズを知ったきっかっけはごくせんの小田切竜だった。
中学1年の冬だった。四六時中彼のことで頭がいっぱいだった事は今も鮮明に覚えている。当時のわたしにとってそれくらい衝撃的なかっこよさだった。

そこからKAT-TUNにはまりNEWS、キスマイ、ジャニストという運び。

 

最近は友人から借りたDRAMADA JのDVDを見るのにはまっている。
一番見ているのは『未来はボクらの手の中に』だ。
そのメイキング映像の始まりに2009年6月と記されている。


2009年6月。
わたしはなにをしていただろう。
当時は高校3年生だった。
ちょうど私にとって唯一の掛け持ち時期でNEWSとキスマイに夢中な受験生だった。

NEWSも好き。だけどデビューしそうでしないキスマイもギラギラしていて魅力的。
だから初めての掛け持ちを決心した。
前から応援しているNEWSを見てホッとし、最近好きになったアイドルの新しい一面を見つけては嬉しくなる、そんな楽しみを心の支えに受験に向けて準備していた。

大学2年になる前の春休み、代々木でのコンサートでキスマイがデビューを発表した。
一緒に泣いて喜んだことは、担降りした今でも忘れる事ができない大切な大切な思い出。
その後デビューまでの間にわたしはNEWSを担降りした。
物凄く考えたけど、結局は自分の素直な気持ちに逆らう事などできないのだと知った。

晴れてキスマイ担となったわたしは、彼らを見守りながら沢山の感情を味わった。
アイドルを応援する中で、こんなに沢山の感情を教えてくれたのは彼らが初めてだったかもしれない。
NEWSはNEWSで当時も色々な事があったけれど、わたしの中で重く受け止めたのはキスマイが初めてだった。

時には一緒に喜んだ、たくさん笑った。
だけど、沢山苦しんだ。
キスマイはわたしが応援してきた中で最も理不尽な事が多いグループだったから。
結局わたしたちファンは事務所の決定に乗るしか、応援する術はないのだと何度も思った。この感情を彼らにぶつけたい時もあったし、もう見たくないとさえ思った時もあった。
だけど、きっと一番納得がいっていないのは彼らであって、やっぱりわたしたちはそんな彼らがいつか理不尽な事全て吹き飛ばすほどの威力を持ったアイドルに成長してくれるのを信じてついていくしかないのだと思った。
でもそれはわたしにとって難しい事になってしまった。
簡単に言えばデビュー前と後の方向性の違いについていけなくなった。
それが彼らから離れた一番の理由だった。
大学を卒業するかしないかの時だった。

その後わたしは体を壊した。
卒論に就活、バイトとバタバタしていたらこうなった。
精神的な事もあって、病院に通うも良くならず…そんな状態だった。
そんな時、ジャニーズWESTがなにとも公演をやる事を知った。
息抜きに、前から気になっている淳太くんがいるグループだし、行ってみたいと思い、電話をかけてチケットを手に入れる事が出来た。
ええじゃないかもちゃんとデビュー日に買いに走った。

正確な記憶はないのだが、たしか少クラだったと思う…
そこでわたしは現担当の重岡大毅くんの笑顔に衝撃を受けた事だけは今もきちんと覚えている。
こんなにキラキラした顔で笑う人をわたしは今まで見たことがない。
一瞬で惹きつけられた。
彼を見ていると、一緒に笑ってしまう。楽しくなってしまう。
どんなに落ち込んでも彼の笑顔を見れば心が晴れる。
彼が笑ってくれると幸せだと思える。

淳太くんが気になって見だしたジャニスト。
気がつけばわたしは重岡くんを応援しようと決めていた。
キスマイには申し訳ないのだけど、何の迷いもなくそう決めた自分がいた。

わたし自身こんなことは初めてだった。
腰の重いわたしが予約していないデビューシングルを全種類手に入れるため走り回ったこと。
電話をしてチケットを手に入れたこと。
なにより、優柔不断な自分を忘れる程の強い決断をさせた重岡くん。
ここまで何の迷いもなく担降りをしたのは初めてだった。
それだけに複雑な思いは全くなかった。
わたしの心にあったのは、重岡くんを、
そして彼が何よりも大切にするジャニーズWESTを応援したいという気持ち、それだけだった。

そして今まで彼らを見てきて一番驚いた…というか
わたしが今まで探し求めていたグループの形だと思わせるのは、
一点の曇りもない、彼らの仲の良さだった。

本当は曇りの日もあるのかもしれない。
だけど、きっと彼らは一つ一つ話し合い、解決し、何よりメンバーを思いやる事を忘れないグループなんだと思う。
だから曇りの日があったとしても、ファンがそれを感じ取る事はないんだろうな、と勝手に思っているのです…

そんな素敵なグループに出会って応援できていることが幸せ。
彼らに出会うまで、わたしはざっと上記のような経緯を辿ってきた。
それと同じように、彼らもそれぞれの道を歩いてきた。
わたしがジャニーズを応援しだした時、まだ重岡くんや小瀧くん、流星くんはジャニーズには居なかった。
だけど、今それぞれの時が重なって
ジャニーズWESTである7人。
その7人を見守れること。
本当に奇跡みたいなことだなって思う。
それぞれのタイミングが重ならなければジャニーズWESTは存在しないし、
あったとしても応援できていない。


『未来はボクらの手の中に』のメイキングの最初
2009年6月の文字を見てふとこんなことを思い、
ここまでつらつら文字を綴ってきたけど、
一番言いたかった事は
わたしが今まで歩いてきた道がジャニーズWESTに続いていてよかった。